カラー...ブラック柄・デザイン...刺繍ジップ・ボタン...ボタン留めウエスタンウェアの王道「H bar C」その歴史は1897年、ニューヨークはブルックリンで、サミュエル・クリステンフェルドが自らの名を冠したテイラーブランドを興したのが始まりです。後の1906年、メル・ホルパーンが共同経営に加わりブランド名を「ホルパーン&クリステンフェルド」とします。しかし数年後、2人のパートナーシップは解消されました。一方、法的な理由からホルパーンの名は残りブランド名は「H-C」に変更、ほどなくして表記を「H bar C」としたのでした。やがて1940年代頃から西部に事業を拡大、当時隆盛を極めていた西部劇への衣装提供を通じてブランドは成長、ハリウッドスターにも愛用者が増え人気を集めていきました。私も若い頃からアメリカ旅行をしては、気になるデザインのウエスタンシャツなどをいろいろと買い集めて参りましたが、今回紹介するのはそんなH bar Cのウエスタンジャケットです。このデザインは長きに渡りリリースされましたが、初期の50年代のモノとなります。ジョニー・デップが身に付けたの枕詞で、このアイテムの価格もそうとう吊り上がりましたね。これに触れるのはもはやクリシェで、若干躊躇するところではありますが、このジャケットが一般にも広く知られ市民権を得たのは、やはりこの人による部分が大きいのが事実です。個人的には91年のリドリー・スコット監督作品「テルマ&ルイーズ」で、スーザン・サランドン扮するルイーズがサラッと羽織るシーンの方がタイムリーだったしとても印象に残っています。30年ほど前、テキサスはオースティンにて新品で手に入れました。ジョニー・デップ愛用などと話題になるずいぶん前から所有していた逸品です。ブラックのギャバジンボディに蹄鉄を模したチェーンステッチとパイピング。肩幅 約50cm身幅 約63cm着丈 約65cm袖丈 約65cmとてもシブく、大人が着れる品格溢れるヴィンテージです!50年代らしいボックスシルエットを活かして、やはりジョニー・デップのように着ていただくのが正解かもしれませんね笑ほつれ、汚れ、致命的なダメージは全くありません。パールボタンも欠け等なく完品です。大切にしていたお宝です。お探しになっていた方ぜひどうぞ!